昨日のブログの中でお話にありました、作業内容について今日は更新いたします。
まず比較的ありがちな質問が「ヘコンでしまったんですが、中からボンと出せませんかね??」という質問が、ドアやフェンダーなど含め30人に1人ぐらいの割合で聞かれたりします。
さてここでの回答ですが、実際下記の写真もそうですがヘコミを内部から押し出すのは、正直ほとんどが無理と言っていいでしょう、仮にヘコミが出ても500円玉で表すと0の部分が部分的に出るぐらいで、工具や手などもうまい事入らずに、部分部分出て、塗料が割れてなかったのが、割れたり逆に出さない方がよかったなどのケースも十分に考えられます。

ではじゃあ下記のヘコミはどのように鈑金塗装で作業をするのでしょうか?
(そんなん分かってるわって方はスルーしてください(笑))
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まずは内部から叩けないので、引っ張り出す。
その為に損傷個所周辺を研磨します。
研磨したら、下記のように鉄板をくっつけて引っ張り出します。
ここで、引っ張り出しすぎるとパネルとツライチにならないので、
多少出したりないかなってぐらいがいいのです。
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おおかた形が出てきたら、パテを盛っていき形を作っていきます。
パテにも板金パテ[厚手パテ](形つくりの基本)
   ポリパテ[細目パテ]
  (板金パテ目研ぎ部分の目けし+本格的な形作り) 写真1
  サフェーサー[液体パテ](ポリパテ目の研ぎ目けし) 写真2
と言った順にパテでどんどん形を作っていき、
最後に養生(塗装する部分以外に塗料を着かないように)して、
塗装して、完成となってきます。これが一連の流れです。
今回の
ビフィーアフターは→近日公開予定
写真1
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写真2
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